理学療法士の失敗しない転職

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キャリアアップ
理学療法士の転職を考える


先日、知り合いの理学療法士と理学療法士の将来について話をする機会がありました。

最近、ヘッドハンティングで転職した同僚がいて、これから自分の将来の不安を少し口にするようになっていました。

若い頃はそんな話をしたこともなく、技術や知識の話ばかりでした。

結婚や子どもの誕生などイベントを重ねてくるとやはり考え方が違ってきます。

私は、転職を2回経験しています。


転職理由は、鍼灸師の資格を取るタイミングとヘルスケア関連企業に入るためです。

そして、転職先は先輩の紹介とヘルスケア関連企業は、仲間との会社設立のタイミングでした。

元々、起業する計画があったのでタイミングが合ったというのも理由の一つです。

その他、後輩の転職に関して幾つか相談に乗ることもありました。

転職先では、年収アップにつなげることができたりと成果はありました。

そこで今回は、理学療法士の転職について、私のこれまでの経験と新しい時代である令和時代の転職について書いていきます。

理学療法士の業界で年収600万円に手が届くのか?理学療法士を中心に転職または同じ組織でキャリアアップを狙うことで年収600万円に手が届くのかをまとめました
転職でキャリアを築き年収アップする

令和時代の理学療法士の現状

理学療法士の年収は組織のサイズによっても違いますが、年収が600万円に届くかどうかは難しいところだと考えます。

おそらく多くの理学療法士たちは届きません。

中堅医療機関以上の規模で役職がついている場合、可能性がありますが、療法士が50名以上の組織でないと600万円クラスが誕生することは難しいでしょう。

しかも、その人数は5名にも満たないと考えられます。
科長クラス、副科長、主任、副主任くらいでしょうか?

病院の役員に療法士が入っているならば話は少し違ってきますが、それでもう人数は決まっています。

結婚と子育て


30代後半になり、家庭を持ち子どもも増える中で年収が微増でだと苦しかなることは想像できます。

共働きであれば(多くの場合は共働き)生活に余裕はできますが、妊娠出産があるとパートナーの体調に合わせた働き方や育児の参加があります。

クリニック勤務の場合、夜遅くまで働くことから結婚を起点に働き方を変える方も少なくありません。



私が聞いた中堅レベルの理学療法士の現状をまとめてみるとこのような感じになります。

職場での地位を考えれば、中堅レベルで上を見れば入職からずっとリーダとしてチームをサポートしている科長がおり、それを支える主任と副主任が各1名ずつ。私と役職者の間にいた先輩たちや後輩たちは転職し始めている。
年収は微増しているが税金も上がり、手取りは大きく変わらない。昇進する機会も皆無に等しいが、研究プロジェクトのリーダに抜粋される。もちろん、手当はない。副業も禁止…。

現状を考えるとなかなか良いアドバイスというのができませんでした。
この他にも結婚予定や出産などライフイベントが続いていく可能性もあります。また、親の介護もその後でてくる可能性があるため出費や働く環境の変化は起こるのではないかと想像することができます。

新人理学療法士の給与は年々下がっているため、中堅レベルの理学療法士が安易な転職で年収が下がる可能性も考えられます。

医療機関の経営視点から考えても経験年数に関わらず稼ぎ出せる額が決まっているならば、給与が安い新人を多く雇って、成果を出せる仕組みを作ればいいと考えます。もし、その逆に優秀な理学療法士をたくさん雇って経営しようと考えているならば早々に経営は赤字に転落していくことが考えられます。

結論を言うと、給与が多く欲しい中堅レベル以上の人材は少し(1〜3名)ほどでいい。ピラミッド型に裾野を広げる組織づくりして利益を最大化させていく。ということになります。

利益や儲けを追い求めることは当然です。現状を知り、自分自身の市場価値を冷静に把握しなければなりません。

その実績に市場価値はあるか?

あなたの理学療法士としての市場価値はどれ程あるでしょうか?

実績はどうでしょうか。
学会発表?専門?論文?研究?
理学療法士としてのキャリアや実績を築いていくことは理学療法士としては重要なことですがそれを市場価値として考えたらどうでしょうか?

経営視点の考え方は先ほども述べましたが、経営視点から考えるとそれらの実績が利益の最大化につながることができるのかが市場価値につながっていきます。

私の経験では、キャリアのスタートがスポーツ整形外科+介護予防と訪問リハでした。
スポーツ整形外科ではプロ選手から小学生まで幅広いレベルの選手たちの手術からトレーニングまで担当していました。

多くの整形外科では分担制が多く、診察〜手術室〜理学療法〜トレーニング〜復帰のすべてのプロセスを担当する機会は多くありません。スポーツ整形外科におけるオペレーションを理解していると医師との連携が取りやすく、リハビリテーション部門にアスレティックリハビリテーション分野を導入することができます。

そのため、転職する際、運動療法や術後の患者さん受け入れなどオペレーションの導入や後進の育成などを入職条件としてこちらから提示することで年収のアップを目指します。

実は有難い存在の転職者ー医療機関の視点ー

医療機関としては、外部で経験を積んだ理学療法士が就職することでスムーズに新しいオペレーションを導入することができます。
組織に新しいことを導入することは障壁が多いですが、新しい風を吹き込まなければ組織は衰退していくことは経営者であれば誰でも知っていることです。

セミナーに参加させて知識をインプットしてきたとしても組織文化が変わることもありませんし、まだ誰も実行していないことを実行させることほど難しいことはありません。

そこで、頼りになるのが組織の生え抜きではない転職者です。これまでに他の組織で積み重ねた経験を組織内に注入してくれる存在である転職者は組織の活性化には欠かすことができません。

新しいことへの反発はどこにでもあることですが、やる気のある若手や中堅としてはチャンスと考える良いタミングになります。

私もこれまで新しいことへの導入を試みて実行してきましたが、その都度、障壁が存在しました。結果としては、それらを乗り越えて作った新しい文化は今でも継続されていてひとつのスタンダードになっています。

ここでポイントなのは、転職時点では組織に対しての貢献度をアピールする必要があります。そして、入職していこうはその成果をアピールする必要があります。

組織への貢献度と実績は、交渉していき権限の獲得と年収のアップにつなげていかなければなりません。

転職で大切なことは、自身の活動を継続できる環境を作ることです。
年収のアップと同時に自分の力を最大限に発揮するような環境を作り出す努力も必要です。転職した先に残るも再び転職するもそこでの実績は重要な経験値と能力になります。

昔は知人の紹介が多かった。今は専門のアドバイザーにお願いする時代になった。

これまで、理学療法士の転職は知人の紹介が多かったです。私も後輩も同じように知人からの紹介でした。
知人からの紹介のメリットは多くあり、素性が分かりやすく安心、そして腹を割って話しやすいというものがありました。紹介していくれる人のお墨付きがあるため転職の話はかなりスムーズに行きます。

しかし、そこには欠点があります。一つはやはり年収に対して進言しにくいというのがあります。知人からの紹介であれば尚更です。私たち日本人はお金についてクリアに考えにくい部分があります。そのため、600万円ください!っとなかなか言えません。

また、その職場を退職する際も退職理由によっては知人の顔に泥を塗るのではないかと気を配る必要が出てきます。

実際に辞める際に、勤め先の上司から知人にクレームの連絡があり、絶交されたという話を聞きました。実際に絶交になったかはわかりませんが、実際に起きた出来事であり、紹介した人とのやりとりはギクシャクしたままだそうです。

専門のアドバイザーを活用する

先日、転職希望の友人が転職サイトを使い転職先を探していました。

転職サイトでは、登録したその日からアドバイザーやエージェントから希望する年収や職種など詳しくヒヤリングしてもらい、希望する転職先を探し出してもらうのですが、その探し出してきた情報量が多いことにビックリしました。友人は、メールで情報を受け取っていましたがその情報量の多さにビックリしました。加えて、アドバイザーからは仕事内容や年収についての説明もあり、転職枠にエントリーするかどうかなど親切丁寧に対応しているとのこと。

私が知っている転職は知人にお願いして知人が少しだけ場を作り、あとは自分で交渉していくというのが当然のようにありました。年収の交渉ができた人は極僅かでほとんどの人は現状維持という年収アップの機会を捨てていました。

転職サイトでは、アドバイザーが聞きにくいところまでサポートしてくれているのです。

私は友人の話を聞きながら、そんなにサポートしてくれるのか〜っと転職するわけでもないのに羨ましく思いました。

コロナ禍で理学療法士の転職ニーズが高まる

ここから加筆部分です。

現在、この記事を含めて理学療法士の転職ニーズが高まっています。
クラスターが発生しやす病院勤務と患者さんが自粛により減少傾向にあるため収入源が起こることが懸念されているからでしょうか。

詳しい転職ニーズはまだわかりませんが、現象としては転職ニーズが高まっています。

知り合いも一部は退職すると言う形をとっています。また、理学療法士とは違う職業を選択した人もいます。

コロナ禍により理学療法士の転職は変化しつつあるようです。

何はともあれ、転職するならば良い条件で転職することが望ましく急いで失敗する案件に手を出さないようにした方が望ましいと考えています。そのためにエージェントがいる転職サイトを利用することが最も失敗しない転職につながると考えています。

理学療法士は専門のエージェントがいる転職サイトを利用しよう

昨今、転職サイトたくさんあります。
その中でも理学療法士を始め療法士たち専門のエージェントがいる転職サイトがあります。それが、PT/OT/STの転職紹介なら【マイナビコメディカル】です。
サイトを覗いてみると下記のように紹介がありました。

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マイナビコメディカルより

登録は1分で転職に関わることを全て引き受けてくれるというメリットはかなり大きいです。
私は転職サイトができる前に転職したのでネットで求人を探すのが大変で希望する条件のところがなかなか見つからずかなり焦って探していました。

今では、転職活動は1分で始まり、アドバイザーがベストな案件を探し出してくれる。いい時代になりましたね。


地方から東京を目指す理学療法士や地元に帰る予定の理学療法士にはこの転職サイトのサービスは有難いものではないでしょうか。

私の時代もこの転職サイトPT/OT/STの転職紹介なら【マイナビコメディカル】があればよかったなっと思います。

ぜひ、この機会に登録してみてくださいね。