起業して辛い時に読むコラム

スポンサーリンク
キャリアアップ
新しいキャリアを築こう

私の趣味はサーフィンです。寒い今の季節も海に向かいます。今、住んでいるところから30分もあればサーフポイントに到着します。

ポイントはたくさんあり、お気に入りのポイントもいくつかありますが今の季節は人も少なく、寒いですがのんびりとサーフィンができるので楽しんでいます。

 

サーフィンを始めたのは起業する前です。

勤務していた病院のスタッフに連れて行ってもらいサーフィンを始めました。
そこから初心者用のサーフボードを買い必要な道具を揃えてたまーに行っていましたが、当時の私は早起きが苦手でした。そのうちサーフィンに行くことがなくなったのは言うまでもありません。御察しの通りです。

 

起業しての生活の変化

起業してからの生活は一変します。

うまくコントロールできる人もいるでしょうが、起業のほとんどは初めてのことばかりです。私は主に会社のブランド確立を目的に動きながらホームページ、SNSを運用し実務をしていました。

今までと違う分野の知識と技術を学ぶ必要もあったために残業や勉強と時間がいくらあっても足りない生活をしていました。

 

手に取る本も医学書から経営、マーケティングと会社経営に関する本へと移り変わっていきました。

 

当日の売上から来る明日への不安をかき消すように、毎日、第3のビールにお世話になりました。夜もなかなか眠ることが出来ずに頭に浮かぶアイディアや解決方法を枕元に置いたメモに書き殴っていました。(朝、読み返してみると全然良いアイディアではありませんでしたね)

 

健康をサポートする事業を展開しているのにも関わらず自分の健康が徐々に怪しくなっていきました。

 

健康と引き換えにできるものは何もない

食事や睡眠の変化は、良くも悪くも心の変化につながります。そして、身体への変化も起こり始め、体力と筋肉は低下し脂肪が増えていきました。

夢と現実の狭間とはこんなに辛いものかと起業してから何度も考えるようになり、思考はネガティブになっていきました。

ただ、起業したことを後悔することはありませんでした。兎に角、明日生きていくために何をするのか?死なないためには何をするのか?を常に考えていました。

 

そんな、ある日、ぼーっと部屋の片隅に置いてあったサーフボードを眺めながらまた海に行ってみるかな〜っとディスプレイと化したサーフボードを取り上げました。

 

次の休みの日、私は海にいました。

 

久しぶりにやるサーフィンは、最高に何もできませんでした!

もう、笑えるほど何もできない。
波が来ても乗れるのか、乗れないのかすらも解らない。パドルしても波に巻かれるだけ。だけど、身体を動かしている喜びが蘇ってきて楽しくてしょうがありませんでした。

次の日、充実した気持ちで目覚め仕事への意欲が再燃していました。

久しぶりの充実感が蘇り、改めて健康と引き換えにできるものは何1つないのだと気がつかされました。

 

苦しい時期を乗り越えて

起業は苦しい時期が度々訪れる。
どうにも辛くてどうして起業なんてしたんだと後悔することもある。それでも何とか打開することができればその先は視界が開ける。

苦しい時期を乗り越えて行くと次に同じような展開があっても意外と楽々と乗り越えることができる。

意外かもしれないが1度でも経験した苦しい時期は、2回目ともなると意外と楽だったりする。起業とは人としても試されるし成長させてくれる。これは起業を経験した人でなければ共有することができないことだけど、人生においてはかなり重要なポイントになる。

 

そして、苦しい時期は特にそうだが、自分がどういう人間なのかを理解する。残念ながら私は賢者ではなかった。人間らしい人間だった。

それを知ることができる人間も少ないのかもしれないが、自分がどれ程人間臭いのかが判るだけで世界は広がり物事の捉え方が変わってくる。

残念なことはその世界の広がりをなかなか共有することができないこと。苦労を分かち合うことはできてもそこから何を学び何を糧にしたのかは人それぞれで同じ出来事でも同じように視野が広がり考え方が拡大するということはない。

同じように苦しみも人それぞれで同じ苦しみが有るわけではない。必ずそこに違いはあり苦しみの影響も違う。

 

苦しみを乗り越えることはその後の人生においては武勇伝となり得る出来事だけど、それは誰も理解してくれないし興味はない。そのため、それらをお酒が入った時でも語るのは止めておいた方が良いかもしれない。

 

苦しい時期を乗り越えたからこそ今の自分が居て、楽しいです。っと言いたい。

 

まずは元気がなければ

サーフィンに行くと意外ですが辛いことが多かったりします。
まず、初心者であれば波にそう簡単に乗れません。上手い人たちが乗りますから。そして、パドルです。腕だけで泳ぐのですが、日頃使わない筋肉を酷使するのは本当に辛い。初心者はこのパドルの洗礼を間違いなく受けます。

そして、サーフィンのルールです。サーフィンにはいろいろとルールがありそれを破るとひどく怒られることもあります。優しい人たちも多いですがそうでない場合もあるのでそこは注意が必要です。

波に乗れればそれは最高の瞬間ではありますが、そこにたどり着くまでには意外と辛いこともあります。

 

それでもサーフィンに行き朝焼けの綺麗な空と朝日、海を眺めていると元気が出てきます。

サーフィンを再開してからは気持ちもポジティブになり以前にも増して楽しく仕事ができるようになります。

起業後は忙しい時期が続きますが、間違いなくリフレッシュや自分の健康を養う時間を設ける必要があります。賢い経営者であれば優先的にその時間を確保するでしょう。

 

まずは自分が元気かどうかです。元気である環境を作りましょう。

元気があれば苦しい状況も前向きに取り組む打開する方法も出てきます。
実践してきた私が言うのですから間違いありません!

まずは、健康からですよ。

この記事を書いた人
Maeganeku

株式会社 琉球ストラテジー 代表取締役
前兼久 俊一(まえがねく しゅんいち)

理学療法士のキャリアと活動範囲を広げて現在は株式会社の設立しました。
ここでは、理学療法士のキャリアや転職などについて書いております。

Maeganekuをフォローする