マーケティングにおいて戦略と戦術を考える事は重要な仕事です。
しかし、戦略と戦術の区別もつかない状況の人が意外と多くいます。
似たような名前で混乱するのだと思いますがこの2つの言葉の意味をマーケッターは理解していなければなりません。
コトラーによると戦略はミッションを実現するためのプランであり戦術とは戦略の具現化したものと考えられています。
戦略とは設定した目標を最も早く達成する手段
戦略とは企業のミッション及び具体的な目標達成のために立てる長期的かつ高度なプランのことです。
状況分析の結果を踏まえて、目標設定が行われた後、目標を最も早く達成するためのプランとして戦略策定が行われます。
戦略を持たない企業は業績が悪くなっていきます。
戦略を持たない企業は、あらゆる方向に事業を拡大し戦略なきまま突き進んでいく傾向にあります。そのような企業はミッションがはっきりと定まっていないか、社員がミッションを理解してない傾向があります。
この場合、企業の業績は悪い方向へと突き進んでいきます。各事業がトントンか業績が良い事業が悪い事業を支えるような自転車操業の様相を呈している状態が多いです。
戦略の策定は下記の項目があります。
- セグメンテーション
- ターゲッティング
- ポジショニング
戦略を決めるときは上記の内容をしっかりと決めて取り組むことが大切になります。
戦術は戦略の具体化したもの
戦略が決定したら、戦術を決めていきます。この順番は変わりません。
戦術とは戦略を具体化するための方策です。戦略がなければ戦術が生まれませんし、戦術がなければ戦略を立てる意味がありません。両方が揃って効果が発揮されます。
戦術にはいくつか方法があり、ビジネスによっては戦術を作り上げていかなければなりません。
具体的には
- 独自化
- 差別化
- マーケティングミックス
などです。
あなたのビジネスにおいて戦略や戦術はありますか?
まだ、無いのであればまずは戦略を立てることからスタートしましょう