責任感のある行動こそ信頼される

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トレーナーとしてチームに関わっていると責任感のない行動に対して、選手たちはついてことないということがわかる。

責任がない態度や行動、言動はキツいトレーニングを課す選手たちは敏感に感じ取り、行動に反映される。口だけのトレーナーなんていうのは信頼されない。これは理学療法士でもアドバイザーでも同じことだ。

 

背中で語るっというのは間違い無く重要なことで、これを間違えると口先だけの人になってしまう。口で語り伝えることも大切だがやはり背中で語りながら結果を出すこと以上の説得力はない。

結果、責任感ある行動こそ信頼されることになる。

組織を崩壊させるリーダー

過去に様々なリーダーたちに会ってきたけど責任感のないリーダーがまとめる組織は崩壊している。予想していた通りなのが切ないがその組織にいる人たちが可哀想で仕方ない。

 

リーダーになる人は何をするにもプラスαで責任感がそこに伴うということを理解しておいて欲しい。気軽にジョークを言いたいなら結果を出しているリーダーでなくてはならない。結果を出せないリーダーなら気軽なジョークは反感を食らうだけだ。

この世界の共通通貨を知っているだろうか?

それは信頼だ。

言葉は判らなくとも信頼というのは双方になりたつことで雰囲気や表情、態度などで伝わる。信じられないかもしれないが道に迷っている外国人に出会ったら実践してみるといい。言葉は通じなくとも道を懸命に教えてくれる人の差す指先へ進んでいくという事実を知ることになる。

好かれるか嫌われるかの問題ではなく、信頼されるのか信頼されないかのいずれかだ。
プライベートにしろ仕事にしろ信頼されない人ほど寂しく惨めなことはない。もっとも健康に害を及ぼすものは孤独であり、孤独を引き起こす信頼の喪失はとてつもない人生の損害と言える。

そして、信頼を損ねた場合、再び信頼を取り戻すのは簡単なことではない。

 

人材の流失が止まらない組織の話を耳にしたが想像以上の破壊力でこれからのことを無意味に心配したりしている。この組織は大きな課題があってそのうち問題が表面化するだろうっと予測していたのだがそれを上回った形になっている。

部下はリーダーに意見を言わず、リーダーは部下の意見を汲み取れない。チームの方針も明確にせず活性化もせず、ルール片手に部下たちのやる気を無意識に削いで行った。

 

そう、無意識に削いだのだ。

言い方を変えれば、チームにも部下にも興味がないことになる。ルール通りにしていたら良いと伝えてくるだけで、部下がこれから抱える課題も、チームの成長も度外視にしてただ組織の安定を既存のルールのみで遂行して行くだけになっていたのだ。

 

リーダーのあるべき姿

チームを抱えているならなばリーダーはチームを成長させそれぞれが活き活きと働ける環境を作るべきである。

リーダー自身がやりたいことをやるだけのためにチームを動かそうとしてはならない。チームを支えるそれぞれがチームという大きな生命体を一緒に動かせるように創意工夫していかなくてはいけないのだ。

 

リーダーという権利を手に入れると人は変わりやすく、人望があった人でも次第に人が離れ信頼されなくなっていく。特に何かしらの権利を振りかざして部下達を従わせていたリーダーはその色は強く出る。

集団意識も働き求心力は離れていく。リーダーへの不信感は組織、企業の不信感となり、最終的には条件が良い方へ転職を決めてしまう。この展開は容易に想像ができる。

 

リーダーのあるべき姿は、部下達を公平に評価しその結果をしっかりと伝え、自身のビジョンを伝え、個人に頼らない組織づくりに尽力し、部下を信頼し、部下の失敗には責任を持つ。

理想のリーダーになるにはもっと条件はあるだろうが、それは自分なりのリーダー像を追いかけたら良いと思う。

 

どちらにせよ、自分が自分がと考えて動くような人には誰もついていかない(正確にはついていけない)。

 

行動、背中、言葉の順で語れる人になりたい。