企業に対してアドバイザーをしていると顧客の理解ができていないなとお感じる時がある。
誰に、何を、どのように、誰が、どこでなどなどビジネスを設計するときに重要なワードはたくさんありますが、まず初めの誰にの誰が誰なのかが理解できていないのです。
特に創業準備やシード期の場合にこの傾向は顕著になっていると思います。

相手の心を理解することが大切
誰かに触れたことがあるか?
大切な質問をします。
あなたは、顧客となる誰にに会ったことはありますか?
起業には大切な体験があります。それは原体験というものです。
この原体験とは、実際に自分自身が経験をして気がついたことや困ったこと、辛かったことなどが起業のキッカケとなる経験のことを指します。
そうつまり、誰にの誰とは初めは自分自身のことでもあるのです。自分事に置き換えて考えることがまず大切で提供しようとしているサービスを実際に自分自身が喉から手が出るほど欲しいのか考える必要があります。
ペルソナを設定した状態でもコンテンツを作ることは可能ですが、実際に自分が設定した価格を払ってまでそれを購入したいかを考える必要があります。
あなたはあなたが提供しているコンテンツをお金を出して買いたいですか?
また、原体験は自分が出会った相手との経験を通しても同じことが言えます。
相手の悩みや辛さを共有しそれを解決することがビジネスになるという経験は、成功の道を歩んでいく傾向にあります。
人の心理を理解することがマーケティングでは大切なこと
心理学は好きでしょうか?
ビジネスにおいてはマズローの欲求が有名ですが、この欲求を深く深く理解することはビジネスを成功させる上ではかなり重要です。
どの段階の欲求に対して私たちのコンテンツは訴求していくのか?この問いに答えることができれば創ったコンテンツは必然的に選ばれていくと考えています。
消費者意識を持つことはかなり重要です。
これが理解できていなければどんなに素晴らしいと思うコンテンツを創っても陽の目を見ることはありません。
私たちが相手にしているのは人です。
人は心で感じて動くものです。
人の心を動かして作り上げたコンテンツを選んで欲しいならば、必ず人の心を理解して、行動を理解することはじめにしなければなりません。ビジネスワードでいうとカスタマージャーニーと言います。
カスタマー=消費者がどのような経験をしてきたどのように感じたのか、その中に負の要素はないのかを深く深く観察し心の変化を把握することでより良いコンテンツを作り上げることができます。
ネガティブな感情を消し去る
コンテンツは消費者にどのような体験を提供するのでしょうか?
様々な答えはありますが、私の中の答えのひとつはネガティブな感情を消し去るという体験を提供しなければならないと考えています。
その体験を通して次にポジティブな感情が芽生え始めると考えています。
まずは、不安を取り除き安心を伝え、そこから前向きな行動へとつなげていくそんなイメージ。
①不安を取り除く
②安心を伝える
③前向きな行動へ
ただ、すべてのコンテンツがこの全ての要素を満たすということはないので3つのうちの2つを満たすことができれば、いいスタートが切れると考えています。
おわりに
ビジネスで大切なのは消費者の心を理解するところです。それはマーケティングでも営業でも製造でも同じことです。
まずは、人の心理を学びましょう。あなたのサービスを欲しいと思う人は誰ですか?なぜあなたのサービスが欲しいのでようか?そのサービスを利用するとどんな心理変化が起こるのでしょうか?
あなたが提供しようとしているサービスは相手(顧客)の課題を解決してくれる価値あるものです。
人の心理を理解するとマーケティングがうまくいきはじめます。マーケティングがうまくいくとシステムが回り始めて経営状況も向上していきます。
ビジネスには必ず課題を抱えている顧客が存在しています。その顧客の課題を解決するのはあなたのサービスです。
今、私たちが作っているコンテンツは誰のために作っているのかを考えることこれがスタートラインです。
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