社内、社外に問わず事業を進めていくときに意識して欲しいのは周知、認知の順番です。
基本的に私たちがはじめる事業は誰も知らないことがほとんどです。つまり、誰も認知していないのです。
それにも関わらず私たちは自分たちのサービスが素晴らしいもので顧客がすぐにこの素晴らしさを理解して購入してくれると考えてしまいます。
先ほども述べましたが、これは大きな間違いであり失敗の第一歩です。出来上がったそのサービスが素晴らしいと感じているのはサービスを作った自分たちだけであり購入しない人が「いいじゃない!」と言ってもそれは買わないけどいいね〜というレベルなのです。
出来上がったサービス自体は基本的にまだ誰にもその存在を知られておらず、言わば孤立している状態です。
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冒頭でも述べたように新しいサービスや商品が選ばれるために私たちが意識しなければならないことは【①周知、②認知】の順番を守ることです。
この順番を意識していないと私たちのサービスが選ばれることはありません。
その中でも多くの方が周知について理解していないことが多いように感じます。
「顧客や見込み客は、私たちのことを認知してくれている」または、「(顧客や見込み客は)認知している」とほとんど経営者が思い込んでいます。しかし。顧客は私たちの存在を頭の中からあっという間に消し去っていることを理解していません。
特に広告宣伝費が潤沢にない零細企業や中小企業は顕著でその存在を知られても来年には覚えている人はごく僅かです。
逆に今、私たちが日常で使っている物や食べ物などはある程度思い出せると思います。それは、私たちの頭の中で認知しているからです。ちなみに私の頭の中ではパソコン=Macです。
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まずは周知してもらうことに集中しましょう。と伝えるのですが中にはすぐに認知してもらえるのでは?と考える方もいると思います。しかし、先ほども伝えましたが、顧客や見込み客の頭の中は潤沢に広告宣伝費が使える大手企業に占領されています。そう簡単に私たちの存在を認知してもらうことは難しい状況です。
私たちがするべきことは、少しでも顧客や見込み客に私たちのことが届くように情報を発信し続けることです。はじめは反応が無くても継続して発信し続けなければなりません。
誰かが私たちの存在に気付く(周知する)というのはそう簡単にいきません。いつもの通勤路でお蕎麦屋さんは何件ありますか?コンビニの数は?ガソリンスタンドの数は?そして、その名前は?
どれも記憶している人は少ないと思います。また、店舗名(会社名)=〇〇と言ってもらえるようになっているかも重要です。お蕎麦屋と言えば?に答えられるくらいになればそれは認知されているということです。
〇〇と言えば⬜︎⬜︎(あなたの名前または社名)と言ってもらえる状態になると好循環が生まれます。
まずは情報を発信することから始めていきましょう!