私たちはアスレティックリハビリテーションを盛り上げていかなければいけない

キャリアアップ

Twitterを見ていたら、【アスレティックトレーナーは今後、リコンディショニングを中心に活動する】というような投稿があった。真偽は判らないが、もしそれが本当ならマズいことになるだろうと考えた。

経済の側面からスポーツ分野は、これからのビジネス拡大の可能性が期待されている。スポーツに関わるビジネスは発展し経済への好循環を生むとみんな動き始めている。私たちが活躍するアスレティックリハビリテーション分野もその一つに入っているのだが、ビジネスからの側面を普段から見ていない私たちは気付きにくいのが現状だ。

現在、日本のリハビリテーション界は変革を迫られている。理由は明白。増え続ける公的保険の影響だ。

来年は医療保険の改定があるが、私たちの雲行きは怪しく感じる。公的保険の適正化を推し進めていく中で絶対に影響を受ける分野はある。
それには様々な力や影響が働きかけて決まっていく。これは紛れもない事実だと思う。

リハビリテーションの評価はどうなるのか

儲からない、コストがかかるアスレティックリハビリテーション

これまで、リハビリテーションの世界でもスポーツ分野は儲からない、時間がかかる、環境が整備されにくい(コストがかかる)などの理由からネガティブに捉えられてきた。

最近では、プロチームで活躍する理学療法士も増ええてきたが、それほど多く居るわけでもない。研究成果を学会などで頑張って成果を報告しているが、その成果を国がどのように受け止めて活かしてくれるのかが今回の改定でわかるだろう。

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リハビリテーション分野は自由競争に突入

自費リハビリテーション分野はこれから拡大の一途だと考えている。

今は脳梗塞リハビリテーション分野がそのリーダーであるが、これからアスレティックリハビリテーション分野もそのようになっていくだろう。

公的保険内でのリハビリテーションはスリム化、効率化が進んでいき、日常生活レベルをゴールとした仕組みが徹底される。そうなると行き場を失う患者さんも多くなると考えられる。いや、普通に増えるだろう。

疾病予防分野は公的保険内に入るか微妙なところだが、それは各医療機関が自前でやってというのが落ち着くところではないかとも考えている。

疾病予防分野はどちらといえば医療というよりもヘルスケアビジネス分野に入るためやはり自由競争になる。そうなるとビジネススキルを持っている会社や医療機関が成長していくことになる。

話を戻して、アスレティックリハビリテーションが自費分野に進むとなるとこれはアスレティックトレーナーが最も活躍できる分野になると考えている。特にアメリカで経験を積んだアスレティックトレーナーへの期待値は高い。

サービスの質やシステムなどアメリカのシステムでも活かせる部分は多くあると考えている。これは、ピンチのようでチャンスでもある。在り来たりな言葉だが、この視点を持たねければ私たちがこれまで頑張ってきたアスレティックリハビリテーションが淘汰されてしまう。

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協力してアスレティックリハビリテーション分野を盛り上げよう

スポーツに関わる、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、アスレティックトレーナー、トレーナー、S&Cコーチはこれから一つのチームとしてアスレティックリハビリテーションを盛り上げていかなければならないと思う。

良いものは選ばれ、残っていくこともあるが、それは環境を作り続けていくからこそ実現できるものだ。

それには計画的に多くの人が携わることで一つのシステムとして成り立ち、浸透していくのだ。完全な自費分野に移行するの来年ではないにしてもその未来を見据えて準備することは大切だと考えている。

更に言えば、私たちがタッグを組むことは、アスリートを取り巻く環境をより良いものにしていくことに繋がるだからだ。

私は理学療法士であり、鍼灸師だ。そして、私が現在働いている会社には柔道整復師とアスレティックトレーナーが一緒になって働いている。彼ら、彼女たちの働きを間近で見るととても頼もしく感じるし、これからの可能性を感じる。

それぞれの得意分野をそれぞれが担当してアスリートを復活へと導いていく。

公的保険で対応する部分と自費で対応する部分の両方の良いところを取り入れて作り上げいる環境は地域からも喜ばれている。

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奪い合えば少なく、補い合えば

公的保険は膨れ上がり、適正化がますます厳しく求められる。これまで公的保険内でビジネスを展開しようとすれば、ルールを厳格に守り、最大限の点数を稼ぎ出し実現したい医療を提供することができた。

しかし、これからはその公的保険は小さくなって行く。正しい事をすれば厳しい状況に追い込まれることになる。少ないパイを奪い合うよりも、一緒に補い合い与えて行けば増えていく道を進むことができる。

市場は間違いなくある。

ビジネスの視点は時代の流れを読みその先でサービスを作り上げた置くことが大切だ。

私たちは志と共に倒れるわけにはいかないのだ。